「育てやすい苔テラリウム」
「初心者におすすめのグリーンインテリア*苔テラリウム」
と魅力的なワードで苔テラリウムの紹介がされていますが、実際は意外と難しい!
我が家も観葉植物を育ててますが
更に観葉植物を置くには・・成長を考えるとどの植物を育てるか迷います。
購入した時とサイズが変わらないのが希望、
また、花は枯れると見た目が寂しいので花が咲かないもの。
と、、行きついたのが『苔テラリウム』。
家にあるガラス容器で二度、挑戦しましたが見事に失敗!
育成ポイントも何も調べずにスタートしたのが悪かった、調べてみると・・
「苔って、、意外とコツがあるじゃん!」と、
コツを知らないと早い段階で枯れるんです。
一度諦めましたが、でも、あの艶やかで深い緑の癒しが欲しい!という事で再チャレンジしようと思います。
「インテリアにグリーンを置きたい」
「観葉植物以外にチャレンジしてみたい」
「苔テラリウムを飾りたい」
という方に苔を育てるポイントを紹介しますので
参考にして苔育成をスタートするきっかけにしてください。
知っているのと知らないのとでは差が出ますよ!
Point1. 意外に難しい苔テラリウム ~どうして枯れる?失敗の原因とは~
苔って日が当たらないジメジメしているところが好きそう。
というイメージがありますが、実は光合成のために適度に日光が必要だし
水分が多くて蒸れると枯れる原因になります。
枯れる原因で多いのは「日照不足」と「蒸れ=水分量」が多くの原因です。
これからそれぞれのポイントを確認!
①日照不足
②水分が多いとダメ!蒸れに注意
③おまけ~温度は?~
①日照不足
苔=日陰。というイメージされがちですが、全くそんなことはありません!
苔も光合成をしなければ育てていけません。なので日光は必要です。
とは言え、直射日光も得意ではありません。
自然界で苔が生えているところって確かに日陰ですが、明るい日陰なんです。
山や森の中でも直射日光が当たるところは草花が生えていますが、
背の高い木が生い茂り葉であまり直射日光が当たらない、木の根本や石に着床してたりします。
では室内で育てるにはどこに置けばいいのかは後ほど紹介していきます。
②蒸れ(水分量)
苔はジメッとした場所を好む。というイメージありませんか?
私もその一人なのですが、何と苔は 蒸れ に弱いのです。
テラリウムも蓋無しタイプと蓋ありタイプがありますが、
蓋ありタイプは夏は蒸れやすくなります。
暑いから水をあげなきゃ。とあげすぎると蒸れてダメになるので注意しましょう。
乾燥や気温よりもこの蒸れに注意しないと苔はうまく育ちません。
苔はある程度の乾燥には強いです。
でも、さすがに乾燥しすぎは枯れる原因となります。
基本のペースでみずをあげる。
例えば、仕事のお休みの日に一度あげる。
など、これなら楽ですよね♪
無理なく楽しんでいきましょう。
基本の水やりのペースは次で紹介していきますね。
③おまけ ~温度は?~
苔って夏に弱いの?とか寒さに弱いの?とかきになりますよね。
正直、夏も冬も季節はあまり気にしなくて大丈夫。
ただ、温暖化で夏は気温が年々上がっているので
涼しい所において上げれるならそちらがベストです。
また、高温は蒸れやすく枯れる要因です。
暑い=水が必要。と思うのはNG。
土や葉が乾いてなければ水やりのタイミングを伸ばすなどして蒸れに気をつけましょう。
冬は温度より光です。
室内で育成するので室温はさほど気にしなくてもOKです。
実は南極にも苔ってあるらしいんですよね。
なので温度よりも『光』です。
他の季節に比べて日照時間の短いことを考えると、十分な光をあげているかがポイントとなります。
冬はいつもの場所で十分な光が与えられていないと思ったら、
日が当たる場所に移動したりライトを使ったりして光を確保してあげましょう。
Point2. 苔テラリウムの育て方 ~置き場所やみずやりのコツって?~
前回、苔を育てるポイントは「日照不足」と「蒸れ(水分量」というお話をしました。
今回は、苔の置き場所や水やりのコツを紹介します。
おすすめの置き場所
日光が必要!とは言え、直射日光はNG。おススメの場所は
『カーテン越しやすりガラス越しの窓辺』
『北側の窓辺』
『明るいリビング』
です。
どの場所も直射日光ではなく日光を遮って光を当ててあげることを意識しましょう。
一人暮らしの方などなかなか理想の置き場所がない方は
植物専用のLEDライトが便利です。(4500円~販売されています)
YouTubeで100均の材料でテラリウムライトの制作動画もありますので
そちらを参考に自作をするのもよいかもしれません。
水やりのペース
テラリウム内の蒸れは枯れる原因となります。水の上げすぎに注意!
では「水やりの頻度は?」と言うと
蓋なしで「1週間に1回程度」
蓋ありで「2~3週間に1回程度」
が、基本。
この水やりの頻度が、『手がかからない』『手入れが簡単』に繋がったのかもしれません。
しかし、蒸れや季節によって乾燥具合など日々のcheckは欠かさずに。
ちなみに苔って根から水分は吸収しません。葉や茎からの吸収です。
苔の仲間には根がない物や根に吸水機能がない物が多いのです。
水やりは「霧吹き」で苔に直接あげてOK。
全体にまんべんなくあげてくださいね。
あげた後のあのキラキラ感がかわいくて癒されます。
あと、土が乾いたら適度な湿度環境を保つため「水差し」で土に水をあげましょう。
でも、めんどくさいからと底に水が溜まるくらいまであげると
蒸れの原因になるので気をつけてください。
今は100均でかわいいデザインの霧吹きや水差しがあります、
自分の好きなデザインを購入して楽しみながら育てていきましょう。
Point3. 初心者はここからスタート♪ ~苔テラリウム作成キット~
手軽に苔テラリウムを始めたい!
そんな方にお勧めするのは
やはり園芸店や苔デザイナーさんが作成した既製品がベスト!です。
苔テラリウムに向いている苔を使っていて、
かわいい容器におしゃれに植えこんで販売しています。
購入したその日から飾れて育てられます。
でも、自分の好きなデザインが無い!
という方におススメなのが苔テラリウム作成キットです。
容器、土、苔と必要な材料がセットになっています。
もちろん作り方の説明書や販売元によっては育成方法も記載してあります。
別途購入物があるとするば水やりに必要な霧吹きと水差しくらいです。
造ったテラリウムの中にフィギュアをいれてもかわいいですよ。
キットの中にはフィギュア付きもあったりします。
購入場所は園芸店や雑貨屋さん、ホームセンターなど。
でも、一番お手軽なのはネット通販です。
楽天やAmazonなどでも販売していますし、
なんと、ふるさと納税でも取り扱っているんです!
作成から始めると愛着も増して育成も楽しみですよね。
Point4. NEXTステップ ~苔テラリウムのアレンジ作成~
作成キットを経験した方や家に硝子容器がある方はこちらもおススメ。
自分でテラリウムの完成デザインをして、
容器や苔を用意し作成するアレンジメントです。
デザインと言っても難しくはなく、
頭の中でこんな感じと思い描き、
苔や砂などの素材を調べ購入すればOK!
私も家に大きな丸い硝子容器があり(金魚鉢のような)これをどうにかしたい。
という目的でこのアレンジメントを作成しました。
最初はメダカ飼育やサンドアート(色のついた砂を重ねたデザインのオブジェ)も考えましたが世話や楽しみの継続点から選択肢を外しました。
その後、調べて出てきたのがテラリウム。更に調べ、苔じゃないか!となりました。
その苔ってどこで買うんだ?と思い数カ月が経った頃、
たまたま旅行で行った那須に苔屋(http://www.kokeya.jp)という
shopに行ったのが作成のきっかけです。
こちらで苔・土・飾り用の石を購入しました。
作り方も聞いて作成は順調です。
デザインさえ決めてしまえばスイスイと作成できます。
自分の好きなデザインで好きなものを飾って愛でる。ワクワクが止まりません。
その後、育成のコツを知らなかったので見事に枯らすのですが・・。
しかしながら、自分の好きな容器で好きなものを植えて育てていく楽しみは測り知れない楽しさがあるのでおススメです。
園芸店では透明のパックに入った苔を販売している店舗も増えていて、苔の販売をしていれば専用の砂もたいていは置いてあります。
容器、苔、土を購入して自分の好きなデザインで作成することをおすすめします。
Point5. 苔テラリウム販売のおススメサイトやshop~in東京~
東京で苔テラリウムの販売をしている店舗を紹介。
なかにはテラリウム作成のワークショップをしているお店もありますよ
東京
1.道草 michikusa
「植物を楽しく育てるきっかけ作り」をコンセプトに
立ち上げた苔(こけ)専門ブランドとして、
テラリウムの販売(ネット)はもちろん、
アトリエではワークショップや教室も開催しています。
アトリエでは月一回しか販売会をしていないようです。
作品は各県のお取引店舗で販売されています。
東京だとハンズ渋谷店、ららぽーと豊洲店など、、。詳細はHPを
2.フィール ザ ガーデン(Feel The Garden)
ワークショップも主催するテラリウム専門店。
苔や土などはもちろんテラリウムに利用できる観葉植物や育成ライト、
作成道具等も取り扱ってます。
クリエイタープログラムもありワークショップの次のステップにすすみたい。
という欲求も満たせるshopです。
杉並に本店があり、他に吉祥寺、清澄白河、有楽町、渋谷、横浜にあります。
資材や作品取り扱いはLOFT、東急ハンズ、箱根美術館などがあります。HPをチェック!
他エリア
1.鎌倉:苔むすび
東京ではありませんが、東京から行きやすく「苔」の分野では
こちらも有名な苔を専門としたshopです。
ワークショップ、制作キット、素材、容器などの販売のほか、
鎌倉の町を散策しながら苔を学ぶツアーガイドも開催しているようです。
苔を主体に鎌倉を散策はしたことがありません。
また違う視点で鎌倉を楽しめそうです。興味がある方はサイトをチェック!
2.愛媛:西予苔園
西予苔園は、“さとのやまをめでる”をコンセプトに日本文化と
営みの中で育まれてきた苔の美しさを独自の視点で提案する苔農園。
作品、キット、素材、照明やツールなど幅広く商品を取り扱い、
苔庭園用の苔の栽培やオーダーも受けています。
店主さんは元WEB制作をしておりサイトも見やすく、
参考となるブログ記事があります。
shopはないのでぜひサイトをチェックしてください。
3.那須:苔屋
那須高原の森の中にあるshopです。
木々の緑と苔の緑に癒されながら制作体験ができます。
shopでは苔、土、飾り用アイテム(石や盆栽)、容器など
を取り揃えていて見るだけでも楽しいですよ。
苔テラリウム作り、ミニ盆栽体験、苔玉体験が楽しめます。
那須は避暑地としても人気の高いリゾート地です、
旅行プランのイベントとして是非、組み込んでください。
おまけ(ネット通販)
作成キットや苔、土、ライトなどの素材販売はWEBでも購入できます。
楽天(https://www.rakuten.co.jp/)
Amazon(https://www.amazon.co.jp)
でも販売しています。
初心者におすすめなのがふるさと納税です。
作品から初心者向けの制作キットまであります。
プラスで税金控除ができる。ってお得ですよね。
さとふる(https://www.satofull.jp)
ふるさとチョイス(https://www.furusato-tax.jp)
ふるなび(https://furunavi.jp/)
まとめ
苔テラリウムを気軽に楽しもう♪
・苔テラリウムは「光と蒸れ」がポイント!
・作品購入~自作アレンジまでできて趣味としても楽しめる!
今回は癒しを与えてくれる 苔テラリウムの育成ポイント についてまとめてみました。
意外とコツがいる苔育成。でもコツを掴めば誰でも育成が可能です。
水やりの頻度も他の植物に比べて少なく、
成長しすぎて植え替えが必要になることもありません。
気軽に試して生活のアクセントにしてください。
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